トイレが詰まるというトラブルは、日常生活において非常にストレスの多い出来事です。
しかし、慌てて対応すると、事態を悪化させることがあります。
この記事では、トイレ詰まりが発生した際にやるべきことと避けるべきことについて解説します。
トイレが詰まる主な原因
トイレ詰まりの原因はさまざまですが、多くの場合、トイレットペーパーや異物が排水管に詰まることが主な原因です。
詰まりを無理に解消しようとすると、排水が逆流して水漏れを引き起こし、床や壁を損傷する恐れがあります。
このような二次被害を避けるためには、冷静に対応することが重要です。
トイレが詰まった時にやるべきこと
- 水位の確認と対策
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トイレが詰まり、水位が上がっている場合は、まず灯油のポンプなどを使って便器内の水をできるだけ排水します。
これにより、次の作業を行う際に水が溢れるリスクを軽減できます。
特に、便器内の水位が6割から7割程度に達している場合は、このステップが重要です。
- ラバーカップの使用
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ラバーカップは、詰まりを解消するための有効な道具です。
ただし、使用前に必ず水位を確認し、オーバーフローを防ぐために水位が低くなっていることを確認してください。
ラバーカップを使う際は、押し引きを繰り返して排水を促進します。
- 止水栓の確認
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詰まりがひどい場合や他の手段で解消できない場合は、止水栓を止めて水が流れないようにすることを検討します。
これにより、誤って水を流してしまい、さらなる被害を防ぐことができます。
止水栓はトイレの脇にあり、手で回すタイプやドライバーを使って回すタイプがあります。
トイレが詰まった時にやってはいけないこと
- 熱湯を流す
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トイレットペーパーを溶かそうと熱湯を流すことは、特に冬季のトイレにとって非常に危険です。
熱湯によってトイレが破損するリスクがあり、最悪の場合、配管全体が破損する可能性もあります。
お湯を使う場合は、40度から60度程度の温度を守ることが重要です。
- 大量の薬剤を流す
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市販の薬剤を大量に流すことで、排水管内の詰まりを解消しようとする方がいますが、これも非常にリスクが高いです。
薬剤が化学反応を引き起こし、逆に詰まりを悪化させる可能性があります。
また、マンションなどでは配管が共通しているため、他の住戸にも影響を与えるリスクがあります。
- ハンガーやワイヤーを使用する
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ハンガーやワイヤーを使って詰まりを解消しようとすることは避けるべきです。
これらの道具はトイレの構造に適していないため、逆に状況を悪化させる可能性があります。
また、ワイヤーが抜けなくなるなどの問題が発生することもあります。
よくある質問
まとめ
トイレ詰まりが発生した際には、焦らずに適切な手順を踏むことが重要です。
やるべき作業と避けるべき行動を理解し、落ち着いて対応することで、二次被害を防ぎつつトラブルを解消することができます。
日常的にトイレットペーパーの使用量を控えるなどの予防策も大切です。